弊社は大阪府八尾市において大正8年に創業した株式会社亀井青果卸売市場を中心に、株式会社天美青果卸売市場および株式会社布忍青果卸売市場が昭和43年12月に合併し設立いたしました。
設立以来、物流の合理化を図るため仲買人制度を省略し、小売商が競売参加してセリ販売を行う「買参人方式」を採用するなど、適正な価格で安定した商品供給のための努力を重ねて参りました。卸売市場法改正等も相まって、弊社では積極的に予約相対販売取引も導入しております。この方法がスムーズに運営されるよう、将来的に各地での取引データが即時に処理され、公表されるシステムを確立することの必要性を、弊社は何年も前から訴え続けております。
これからの新しい時代、卸売市場も情報を事業戦略の核とした経営が求められることは必至です。単なる売り買いの仲介者としての情報だけではなく、産地開拓、新商品情報、消費者情報などを収集し分析したマーケティング戦略を展開することが必要となってくるでしょう。そして、産地に信頼され販売先に信頼される会社を目指し、「新鮮で安全安心な青果物を供給することで社会に貢献しお取引先とともに事業の発展を目指す」を経営理念とし、今後もさらに卸売市場界をリードしていく企業であり続けたいと願っております。